DRX AZAクリアと新製品AZAクリアセラムの違いは?アゼライン酸配合クリーム・美容液を比較
2026年7月21日、ロート製薬の医療機関専売スキンケアブランド「DRX」に、新しいアゼライン酸アイテム「DRX AZAクリアセラム」が加わりました。
発売以来、当店にも「これまでのAZAクリアと何が違うの?」「今からアゼライン酸を始めるならどっち?」「2つ重ねて使ってもいい?」というご質問が届いています。名前がよく似ているぶん、迷ってしまうのも無理はありません。
先に結論をお伝えすると、選ぶ基準は「どちらが強いか」ではなく、剤形と、続けやすさです。クリームか美容液か。気になる部分に置くのか、顔全体になじませたいのか。ここが決まれば、答えはほとんど出ます。
この記事では、2品の違いを比較表で整理したうえで、当店が普段ご案内している選び方の考え方までまとめました。
DRX AZAクリアとAZAクリアセラムの違いを比較
いちばん大きな違いは、AZAクリアがクリームタイプ、AZAクリアセラムが美容液タイプであることです。
AZAクリアはアゼライン酸を高濃度配合した15gのクリームで、べたつきにくく、しっとりとした使用感。対してAZAクリアセラムは26mLの美容液で、独自の処方技術によって顔全体にもなじませやすいセラム剤形に仕上げられています。
まずは、スペックを横並びで見てみましょう。
| 比較項目 | DRX AZAクリア | DRX AZAクリアセラム |
|---|---|---|
| 化粧品の種類 | アゼライン酸高濃度配合クリーム | アゼライン酸配合美容液 |
| 内容量 | 15g | 26mL |
| 使用感 | べたつかず、しっとりとした使用感 | 肌になじみやすく、顔全体に使いやすいセラムタイプ |
| 使用する順番 | 洗顔後、化粧水・乳液などの保湿剤で肌を整えたあと | 洗顔後、化粧水で肌を整えたあと |
| 使用量の目安 | 顔全体には1回パール粒大。朝晩2回の使用で約30日分 | 1回6~7滴。朝晩2回の使用で約45日分 |
| 使用する部位 | 気になる部分または顔全体 | 気になる部分または顔全体 |
| 共通する特長 | 無香料・無着色・防腐剤フリー | 無香料・無着色・防腐剤フリー |
| そのほかの特長 | ノンコメドジェニックテスト済み | 顔全体になじませやすい美容液タイプ |
この表で見落とされがちなのが、1本で使える期間です。AZAクリアは顔全体に使うと約60回分なので、朝晩使えばおよそ1か月。AZAクリアセラムは朝晩2回で約45日分です。毎日続けるものだからこそ、使用感と同じくらい、この「持ち」の感覚も選ぶときの材料になります。
※ノンコメドジェニックテスト済みでも、すべての方にニキビができないわけではありません。
※使用量・使用回数・使用期間はいずれも目安です。使う範囲や量によって変わります。
なぜいま、AZAクリアセラムが気になる人が多いのか
発売からまだひと月ほど。それでも「AZAクリアセラムってどうなんですか」と名前を挙げてご質問いただくことが増えました。理由はいくつか思い当たります。
1. そもそも、誰でも買える製品ではない
DRXは病院・クリニック専売のスキンケアブランドです。ドラッグストアの棚にも、一般的な通販モールにも並びません。購入には診察・カウンセリングが必要で、その一手間があるぶん「どんなものなのか」を事前に知りたくなる——この構造が、発売と同時に関心が集まりやすい背景にあります。
2. アゼライン酸そのものが、すでに定着した成分だから
アゼライン酸は、いまや化粧品の成分特集やランキングで単独のカテゴリーとして扱われるほど、セルフケアの選択肢として定着しています。「名前は知っているし気になっていた。でも、どれを選べばいいかわからなかった」という方は少なくありません。そこに医療機関専売ブランドから新しい形が出れば、目に留まるのは自然なことだと思います。
3. AZAクリア発売から、15年ぶりの新しい剤形
DRXのアゼライン酸ケアは、2011年のAZAクリア以来ずっとクリーム1種類でした。そこに15年以上を経て2つ目の選択肢が加わったという出来事そのものが、DRXを使ってきた方にとってのニュースになっています。「ようやく別のタイプが出た」という受け止め方です。
4. 「溶けにくい成分を美容液にした」という技術的な面白さ
アゼライン酸は水にも油にも溶けにくい難溶性の成分で、ロート製薬が開発上の課題として挙げていたのも、まさにアゼライン酸特有の使用感でした。それを顔全体になじませられるセラムに仕上げたという点は、スキンケアを成分から追いかけている方ほど反応しやすいポイントです。全成分がDPG、水、エトキシジグリコール、ベヘネス-30、アゼライン酸の5つだけ、というシンプルさも目を引きます。
当店から、ひとつだけお伝えしておきたいこと
一方で、発売からの日が浅いぶん、実際に使った方のクチコミはまだこれから積み上がっていく段階です。ネット上の評価が出そろっていない時期は、期待の声と実際の使用感の距離が開きやすいタイミングでもあります。
だからこそ、話題になっているかどうかではなく、剤形・使う順番・続けられる使用感で選ぶ。ここを軸にしていただくのが、結局いちばん失敗が少ないと考えています。
共通成分「アゼライン酸」とは?
2品に共通しているのが、整肌成分として配合された「アゼライン酸」そのものです。
アゼライン酸は穀物にも含まれ、食品としても口にしている成分。海外では1980年代から使われてきた歴史があります。ただし、水にも油にも溶けにくい難溶性の成分で、化粧品として気持ちよく使える状態にするには処方技術が欠かせません。
ロート製薬がアゼライン酸配合クリーム「DRX AZAクリア」を発売したのは2011年。そこから15年以上、知見と製剤技術を積み重ねてきた延長線上に生まれたのが、毎日のスキンケアへ取り入れやすい新しい選択肢、DRX AZAクリアセラムです。
「アゼライン酸ってどんな効果があるの?」と気になる方もいらっしゃると思います。ここは正直にお伝えしておきたいところで、AZAクリアもAZAクリアセラムも医薬品ではなく化粧品です。アゼライン酸は、肌を整えるための整肌成分という位置づけになります。治療をお考えの場合は、まず診察でご相談ください。
DRX AZAクリアはどんなクリーム?
アゼライン酸を高濃度配合した15gのクリーム
DRX AZAクリアは、ニキビがちな肌を考えてつくられたアゼライン酸高濃度配合クリームです。ニキビの原因となる毛穴のつまりに着目した処方で、気になる部分にも顔全体にも使えます。
クリームタイプでありながら、べたつきにくくしっとりとした使用感。無香料・無着色・防腐剤フリーに加え、アルコールフリーで、ノンコメドジェニックテストも実施されています。長く選ばれ続けてきた、DRXのアゼライン酸ケアの定番です。
AZAクリアの使い方
朝晩の洗顔後、化粧水や乳液などの保湿剤で肌を整えてから、適量を気になる部分または顔全体へやさしくなじませます。顔全体に使う場合は1回パール粒大が目安。保湿を済ませたあとに重ねるという順番が、セラムとの大きな違いです。
新製品DRX AZAクリアセラムはどんな美容液?
顔全体になじませやすい26mLのセラム
DRX AZAクリアセラムは、アゼライン酸そのものを整肌成分として配合した美容液です。水にも油にも溶けにくいアゼライン酸を、使用感に配慮した独自の処方技術で仕上げ、肌になじみやすく顔全体に広げやすいセラム剤形を実現しています。
着目しているポイントは従来のAZAクリアと同じ、ニキビの原因となる毛穴のつまり。無香料・無着色・防腐剤フリーという設計も引き継いでいます。「気になる部分に置く」ケアから「顔全体に行きわたらせる」ケアへ、選択肢が広がったと考えるとわかりやすいはずです。
AZAクリアセラムの使い方
朝晩の洗顔後、化粧水で肌を整えてから、1回6~7滴を目安に気になる部分または顔全体へやさしくなじませます。朝晩2回使って、1本で約45日が目安です。
※低温下で白濁することがありますが、品質に問題はありません。
クリームとセラムのテクスチャー・成分の違い
しっとりしたクリームか、なじませやすい美容液か
毎日続けるスキンケアでは、テクスチャーの好みが想像以上に効いてきます。どんなに良いものでも、使用感が合わなければ手が伸びなくなってしまうからです。
AZAクリアは、べたつきにくさとしっとり感を両立したクリームタイプ。AZAクリアセラムは、顔全体へ広げやすく、すっとなじむ美容液タイプ。気になる部分にクリームを取り入れたいのか、顔全体にセラムをなじませるケアを続けたいのか。使いたい範囲と、いまのスキンケアのどこに入れるかをイメージすると、ぐっと選びやすくなります。
全成分表示からわかる処方の違い
AZAクリアは、水、アゼライン酸、BGのほか、ミネラルオイルやホホバ種子油などを含むクリーム処方。対してAZAクリアセラムの全成分は、DPG、水、エトキシジグリコール、ベヘネス-30、アゼライン酸というわずか5成分です。
ここで気をつけたいのが、成分の数が少ない=優れている、多い=肌に合わない、と単純に読まないこと。数の差は、クリームと美容液という剤形の違いから生まれる自然な結果です。剤形、使用感、使う順番まで含めて、自分が続けやすいほうを選んでください。
アゼライン酸の配合濃度は違う?どちらが強い?
一番多くいただくのがこの質問です。
結論からお伝えすると、メーカー公式からセラム(美容液)の具体的な配合濃度は公表されていないため、数字での直接比較はできません。
ただ、公式の情報や製品の特性から推測すると、それぞれの役割が見えてきます。
- AZAクリア(クリーム): 公式に「高濃度配合」と明記されているため、ポイントでしっかりアゼライン酸を届けたい方向けの設計と考えられます。
- AZAクリアセラム(美容液): 濃度数値は非公表ですが、顔全体に広げやすい「独自処方」が強みです。
ネット上などで「セラムの方が強い」「クリームの方が濃い」といった情報を見かけることもありますが、数値が出ていない以上、これらはあくまで推測の域を出ません。
今回の新製品(セラム)の本質は、「どっちが濃いか(効き目が強いか)」を競うことではなく、「顔全体に塗りやすい使い心地と選択肢が増えたこと」にあります。
「ピンポイントでしっかりケアしたいならクリーム」「全顔に心地よく伸ばしたい・重ね付けしたいならセラム」というように、期待する効果の強さだけでなくケアしたい範囲や肌へのなじみやすさで選ぶのが一番納得感のある選び方です。
使う順番と併用方法をチェック
AZAクリアは保湿剤のあと
AZAクリアは、洗顔後に化粧水や乳液などの保湿剤で肌を整えてから使います。気になる部分、または顔全体へやさしくなじませてください。
AZAクリアセラムは化粧水のあと
AZAクリアセラムは、洗顔後に化粧水で肌を整えたあとに使います。そのあとの乳液やクリームをどうするか迷ったときは、購入されたクリニックへご相談いただくのが確実です。
AZAクリアとAZAクリアセラムの重ね塗りは推奨されていません
「クリームとセラムを両方使えば、もっとしっかりアゼライン酸ケアができるのでは?」——お気持ちはわかりますが、ロート製薬から2品の重ね塗りは推奨されていません。
重ねるのではなく、肌の状態と使用感の好みに合わせてどちらか一方を選ぶ。これがアゼライン酸ケアの正しい向き合い方です。買い替えのタイミングで、もう一方を試してみるという進め方もあります。
DRX AZAクリアとAZAクリアセラム、どっちがおすすめ?
DRX AZAクリアが選択肢になりやすい方
- アゼライン酸高濃度配合のクリームを使いたい方
- べたつきにくく、しっとりしたクリームの使用感が好きな方
- 化粧水・乳液で保湿を済ませたあとに取り入れたい方
- ノンコメドジェニックテスト済みの製品を選びたい方
- 気になる部分を中心にケアしたい方
新製品DRX AZAクリアセラムが選択肢になりやすい方
- アゼライン酸を毎日のスキンケアに取り入れたい方
- 肌にすっとなじむセラムのテクスチャーが好きな方
- 顔全体に広げやすい使用感を求めている方
- 化粧水のあとに使えるアゼライン酸美容液を探している方
- クリームのあとに手が止まってしまった経験がある方
どちらも、ニキビがちな肌と毛穴のつまりに着目したホームスキンケア化粧品です。ニキビ、毛穴、肌のざらつきなどが気になり、どちらを選べばよいか判断に迷う場合は、自己判断だけで決めず、医師や医療従事者へご相談ください。
DRX AZAクリアとAZAクリアセラムのよくある質問
Q. AZAクリアセラムはAZAクリアより濃度が高いですか?
A. AZAクリアセラムのアゼライン酸配合濃度は数値公表されていないため、濃度の高低を比較することはできません。
Q. 2品を一緒に使ってもよいですか?
A. 重ね塗りは推奨されていません。どちらか一方をお選びください。
Q. 朝も使えますか?
A. どちらも朝晩の使用が案内されています。日中は日やけ止めなどの紫外線対策とあわせてお使いください。
Q. 使用中に刺激を感じたときは?
A. 夜のみにする、1日おきにするなど、使用間隔をあけて様子を見てください。症状がおさまらない場合は使用を中止し、かかりつけのクリニックへご相談ください。
Q. DRX製品はどこで購入できますか?
A. DRXは病院・クリニック専売化粧品です。医療機関で診察・カウンセリングを受けたうえでご購入ください。
違いを知って続けやすいアゼライン酸ケアを
DRX AZAクリアとAZAクリアセラムは、どちらもアゼライン酸を整肌成分として配合し、ニキビの原因となる毛穴のつまりに着目した化粧品です。
違いは、クリームか美容液かという剤形、容量、使用感、使用量、そしてスキンケアのどこに入れるかという順番。しっとりしたクリームで気になる部分をケアしたいならAZAクリア、顔全体になじませる美容液を続けたいならAZAクリアセラムが候補になります。
スキンケアは、続けられてはじめて意味を持つもの。「強そうなほう」ではなく「毎朝毎晩、無理なく手が伸びるほう」を選んでいただければと思います。
ロート製薬のDRXシリーズや取り扱い商品は、アトールクリニック公式オンラインショップのブランドページからご覧いただけます。
参考情報
※本記事で使用している画像はAI生成によるイメージ画像です。実際の製品とは若干異なることがございます。
※お肌に異常が生じていないか、よく注意して使用してください。お肌に合わないときは使用を中止し、医師へご相談ください。

